Culture First〜はじめに文化ありき〜

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Message for Culture First

落語家 三遊亭小遊三

なくても、なくてもいい商売

落語家 三遊亭小遊三

落語芸術協会の三遊亭小遊三でございます。
本来ですと手前どもの協会の会長、桂歌丸がご挨拶するところでございますけれども、今朝8時くらいでございますかね・・・家族に見守られて・・・朝食を食べてた!ということでございます。

私が代わりでございますけれど、私がこの業界に入った時に、その当時の幹部の師匠から、幹部といってもわずらった部分じゃありませんで、明治生まれの大看板の師匠に、「世の中にねえ、あってもなくてもいい商売ってのはあるけれど、噺家ってのは、なくてもなくてもいい商売だからね」といきなり脅かされまして、えらいところに入っちゃったなと、思ったんでございますが、でもまあ私演芸人として、例えば、歌舞伎、それから演劇、邦楽、洋楽、様々な芸能がございます。こういうものを見たり聞いたりさせていただいておりますが、これはもう私の芸の肥やしにもなりますし、また、潤いというものが、非常に生活に出てくるものでございます。

したがってまあ、演芸も多少は皆様方に、そういった潤いを与えているかなあと、そういうわずかな自信はあるわけでございます。落語に限って申し上げますと、寄席というものができまして、200年ちょっとというところでございますか、私もちゃんと調べようと思いまして、この間図書館に行って書物を紐解いてみましたら、面白いものですね、書物ってのは紐解くとばらばらになっちゃうんで、あんまりはっきりとしたことはわからなかったんですが、ちょんまげ結った時代から、寄席というものがございます。これはもちろん当時から民間でございまして、お客様から木戸銭をいただきまして、それを楽屋で分けると、このシステムをずっと続けております。そりゃ、決して楽なもんじゃございません。

でもまあ、平成11年に、文化芸術振興基本法が施行されまして、おかげさまでアーツプランというものを頂き、寄席だけの活動にも少しは潤いが出で参りましたのと同時に、地方興行ですとか、海外公演という、これはもう、昔の師匠たちがびっくりするんじゃないかなと思います。もっともあの、戦争中満州へ行ったって話しもありますけど、そうじゃなくて、アメリカですとか・・・。この間歌丸会長がインドへ行きましてですね、インドで落語というのはびっくりしましたですね。歌丸師匠もむこうで少し体調を崩しまして、ちょっと病院へ行ってやっとこ帰ってきたと。で、師匠大丈夫ですかっていったら、インドだけに「カルカッタ」なんてまあ、ちゃんちゃんですけれども、そういう活動もさせていただいております。ありがたい限りでございます。

そこへもってきて、こんど「Culture First」というキャッチフレーズができまして、なんとなくいいですね、やっぱり文化ありきという、健康の次に文化でございます。手前どもも、この「Culture First」を旗印に、まあ、多少なりとも、社会に貢献できればと、思っております。こんごともどうぞよろしくお願いをいたします。失礼をいたしました。おあとと交代。